Rubble Kings


60〜70年代のニューヨーク
ストリートギャング達がどうやって和解したか
それがHip Hopに繋がっていく。

そんなストーリーのドキュメンタリー


リアル、ウォーリアーズ!
本編にもウォーリアーズに言及しているシーンがあったりする。

伝説のように語られてる
ギャングの抗争が終結して、週末ごとにパーティーが行われ、そこからHip Hopが生れていった。
これが、マジだったんだ!という驚くべき事実。

関係者(当事者)のインタビューとニュースで織りなすストーリー
それが、本当に生き生きとしていてとても短い作品だけれど厚みを感じた。

ギャングなんてなんの関わりもないけど、
有り余るパワーってどこかに向けて吹き出すので
音楽やダンスに向けられたのは奇跡みたいだし
本当に良かったと思う。

なんといっても大好きなHip Hopが生れたんだものw

365日のシンプルライフ


ルールは4つ
1)自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
2)1日に1個だけ倉庫から持って来る
3)1年間、続ける
4)1年間、何も買わない

失恋して、自棄になって、たくさん買って、むなしくなって

男なんてそんなもん。

それはともかく、面白い実験を自らやったなーってのが正直な感想。

なんか、結末とかどうでも良くて
自分には出来ないなって思う事で、あらためて物に依存してるなと
むしろ、物に支配されてるかもしてない。

今年の初めにblogに書いてたけど、物減らしたい。
でも、減らない。

特にCD、DVDと本 それと衣類。
他はたいした物持ってないんで余計気になる。

一応、1年着なければ2軍落ちで整理ポストなんだが
それもなかなか、ゴミ箱には行かない。

倉庫代というか、物を収納するために家賃払ってる。そんな気分。
最近引っ越して実用面積が半分になったのもあって、
とにかく物が納まらない。
最悪に生活空間を圧迫してる。

これを機にだいぶ減らしたんだけど、まだ多い。

blog書くためにいろいろとググってみたら
クリーニングデイなんてものを発見。

アップサイクルイベントらしいんだけど
これもフィンランド発祥なんだそうだ。

うがった見方かもしれないが、
物を手放すのにストーリーが必要なのが現代人なのかもしれない。

そして、僕はミニマリストにはなれないのさ。

トレインスポッティング


Lust for Lifeに始まるサントラが光る映画

タイトルバックがtomatoだったりと話題には事欠かない作品だが
なんだろ、ストーリーは悲しい感じがまた良い。

雰囲気が良いというか、空気感が良いというか。

タイトル自体が隠語で
当時操車場に行く=ドラッグをやる
だってのも面白い。

Lust for Life自体がレントンの希望で、
ストーリーの行く先を示唆していたのか。
それは知らなかった。
 ほんと、知らない事が多すぎてイヤになる。

サントラが本当に良くて、個人的にはPerfect Dayがかかる所が好き。

ユアン・マクレガーの出世作とか
逸話が沢山あるけど、見たほうが楽しいよ!

ノーカントリー


おっかない映画

以前はこういう、意味わからない映画大好きだったんだけど
最近は分かりやすいのが良いみたい

そういえばコーエン兄弟の作品初かも?

淀川長治さんだったら、
こわいですね、本当にこわいですね
って言いそうな作品。

何が言いたかったのかすごく考えちゃうんだけど、
全く答えが出ません。

テキサスって本当の国境が合ってメキシコが近いんだね とか
橋渡って国境超えるんだね とか
カウボーイな服だけ売ってる店があるんだね とか

正直どうでも良い事ばかり目に付く
サイコキラーな映画。

なんだそれ・・・

グッドフェローズ


記憶と違う・・・

ロバート・デ・ニーロ
レイ・リオッタ
ジョー・ペシ

で、マフィアの映画。

なので間違ってないんだけど
こんなストーリーだっけ?

もっとスカッとしたストーリーだった記憶なんだけど、
全くもって後味悪い感じだよ。

スカーフェイスのほうがよっぽどスカッとする。

なんて、悪口は終りにして。

この作品。
マーティン・スコセッシの作品って手触りを感じる。
ザラっとしてて何となく湿ってる感じ。
こういのって色とか明るさとかもあるんだけど、
世界観作り方なんだとおもう。

特にこの作品はザラついてて湿気ってる。
それがいいんだけど、最後まで落ち着かないでそわそわとしてた。そんな感じ。

結婚したての頃の奥さんのセリフでつづる状況の分析とそれに慣れたっていう告白
これがまた、怖いくらいに冷静でビックリするくらい他人事
その印象が最後まで続くからかもしれない。

なんというか、見ておいて損はない
そんな感じかも・・・

嫌いな訳じゃないのだが、後味わるいので


追記
エンドクレジットの時に流れる Sid ViciousのMy Wayは最高なのです。

ギャング・オブ・ニューヨーク


好きな監督の作品。

移民と先行者との戦い
白人同士の人種差別
すべては暴力によって

なんか、アメリカの社会ドラマってそんなのばかり
移民によってできた、壮大な民主主義の実験場
無限の自由が有るかわりに底なしの闇がある国

まあ、アメリカの話はともかく
歴史物語といっていい映画なんでしょうね。

独立を勝ち取った人々の末裔と
祖国から新たに渡ってきた人々

こういう構図での対立劇

公開時は恋愛もの、ラブロマンスで売ったらしい

レオナルド・ディカプリオとキャメロン・ディアスのカップリングなんでね

まあ、仕方ない… な訳ない。

面白かったけど、さほど残らなかったので
散漫なエントリーになった訳

グラン・トリノ


なんだよ、感動作品じゃないかよw

クリントイーストウッドは大好きな役者で
ベタにダーティー・ハリーシリーズがお気に入りなわけ。

役者としてすきなので、監督としては懐疑的だったのだが
アメリカン・スナイパーやこの作品観ると
とても魅力的でやられまくってる。

偏屈ジジイとアジア移民なんて、トラブルの匂いしかしない
もちろん、ビッグトラブルが起きる。

そんなピリピリした間柄が本当の家族みたいになっていく
そんなストーリーはグッと来る。正直泣きそうになった。

特に最後は良い!
クソジジイだけど、素直なんだよな。

やっぱり、信じる事と素直な事は人の魅力の大きな構成要素だな。
本当にそう思う。

アメリカン・ヒストリーX


やっと観た本作。

あれ?思ってた内容と違う。
それが最初の感想。

人種の問題を白人の側から描いた作品。
結果を受けての視線で作られているようで、
すべてにおいて、悲しみと後悔が感じられて
いろいろと考えさせられる・・・

一方、自分は?

そのように、問うと全く答えを持っていないという事に驚き
また、そのような事を決めなくてはならない環境に無い事に驚く。

実は人事ではないのだが、どうにも実感がない。
そう思うのが自分だけなのか、
それとも皆が思うのか

単純じゃない

かんたんに言うなといわれそうだが、
本当に簡単じゃない。

アメリカの映画やドラマを見るとよく出てくるセリフ
「話せば長いよ」「複雑な話なんだ」It’s complicated.
まさにそんな感じ。

作品のしめのセリフがとても重い。
でも、とても良い言葉。

それは、忘れてはならない言葉だと思う。