”本当に恐ろしい大衆扇動は、
娯楽(エンタメ)の顔をしてやってくる!”
こんな帯で煽ってくる、楽しくも恐ろしい本。
言ってる事は正しいし、そこにたどり着くためのプロセスも正しい
結果がどんなに恐ろしくても・・・
広告、宣伝に少しでも関わるならば
自分のやっている仕事がどれだけの影響力を持っているのかを考えるのにも良いきっかけになる
そうおもえるのは最大の収穫だった。
”プロパガンダ”って言葉を聞くと
国家が行う大衆操作と思い、危険で危うい未来が待ってる
なんて思いがちだが、広告、宣伝自体がそういうもので
正しく行った結果を歴史が証明してくれている
なので、振り返りやすいのもポイントだと思う。
同じ手法は小さなグループ内でも十分に行えるし、効果があるのだと
それは恐怖では無く”楽しさ”をもって導いて行くと効果が高いのだと
楽しく、興味深く読んだのだが
読後は惨憺たる気持ちでいっぱいだった。