この間読んだ
さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法
と同じような題材で書かれた本ではあるが、
考え方も、アプローチも違う。
というか、本書はあくまでインターフェースについての本。
なので、違って当たり前。
人との関わりを作る物なので、体験(experience)が主題。
デザインがインターフェースになり、それがデバイスと一体になる
それを称して「融ける」という言葉を使っている。
「融ける」融合していくってとても良い視点だとかんじた。
となるのは必然かもしれない。
デバイス優位で(たとえば)スマホに依存していると、
一つの事を行い、結果を得るための手順が複雑になる。
だからといって単機能、それに特化したものは
機能、要求、欲求の数だけデバイスが増える。
目指す方向は同じで、解決の仕方が違う
いや、細分化して 統合して そしてまた 細分化
単機能が 多機能になり そしてまた 単機能に
全くもってうまく説明できないけど、そんな感じがした。
読んでて思い出した言葉「ユビキタス コンピューティング」
もっと前だと「ニューメディア」
その頃からずーっと同じ一続きの道筋なのかもしれない。
どこかでフォークして今となっては相いれない物かもしれない。
行ったり来たりしてどんどん洗練されて行くのかもしれない。
そのプロセスに関われてるのだとしたら素敵だ。
そして素敵なデザイン(インターフェース)で明日が明るいといいな。
そんな気分になる。